特任大先達田渕義雄
田渕義雄 四国霊場会特任大先達を忍んで
四国八十八ヶ所 二番極楽寺境内
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田渕義雄は昭和4年に初めて四国お遍路に足を運んで以来、95歳で生涯を閉じるまで、四国八十八ヶ所を100周以上巡拝しました。
その間、自ら大阪楽心会を創設して戦後荒廃していた寺院や遍路文化の復興に努め四国霊場会から特任大先達の称号を授与されました。
初期の頃の遍路は現在のような便利な環境になく、歩き遍路が主体でした。
田渕商事株式会社、会社経営をしながら四国遍路に打ち込んでいた田渕義雄は、当時はやっていたビニールシートを使って納め札ケースを開発したりもしました。
『巡拝の思い出 徒然』は大阪楽心会創立者である田渕義雄初代会長が昭和四年、初めてのお遍路を高野山から始められた際の遍路巡拝の記録です。
四国霊場第6番札所安楽寺機関紙『安楽道』新年号に特集して頂きました
本文が載せられた昭和56年1月1日新年号特集にはご畠田秀峰住職より以下の ようにご紹介されています。
「51年前(昭和4年)の四国巡拝の様子を田渕義雄氏に書いていただきました。大阪楽心会は八十八ヶ所の各礼所の本堂、大師堂等に朱色のローソク立てを寄贈された団体で一度お詣りしたお方なら、このローソク立てを思いおこすことができる人が多いと思います・・」
文中51年前とあるのは、昭和56年起点であることをお断りしておきます。
<<目次>>
田渕義雄 四国八十八ヶ所巡拝の追憶
四国八十八ヶ寺燈明台奉納プロジェクト
2016/11/21