75番札所神呪寺
2016/11/28
甲山山頂から100Mほど下がったところに摂津八十八カ所75番札所神呪寺があります。怖げな漢字ですが字句のもとは般若心経の一句『是大神呪』から来ているとか・・・その読みが『かんのうじ』ということからして、なにかありそうなお寺です。
ご本尊様は秘仏如意輪観世音菩薩 重要文化財です。阪急夙川駅乗換甲陽園下車、徒歩30分で入山しました。阪急西宮北口駅またはJR西宮駅からもバスが出ています。何しろ甲山の山頂が手の届くところにあって、本堂、大師堂、三重塔が山に抱かれた感のある秀麗なお寺です。お大師さまが導師となって建立されたという伝説があり大師堂では大師縁日が盛んとか・・。
秘仏如意輪観音をお祀りする本堂とお大師堂が内部ではつながっており、丁寧に荘厳された秀麗な内陣を形成しています。秘仏の御開帳や大師縁日などの盛況が思い描かれます。
お寺の裏山の甲山に登攀してきました。約15分、けっこう急な登攀路ですが、ここを逃すわけにはいきますまい。わずかに標高300Mとはいえ独立峰ならではの眺望がすごい!大阪湾を取り囲む連山と都市景観が一気に見渡せます、と言いたいところですが山頂からは樹木に覆われてほぼ視界はありません。途中の経由道からの眺望を掲載させていただきます。
縄文の先人が甲山の周辺には早くから住みついていたそうな。今に多くの磐座がみられるそうです。そういえば縄文の森とはこのような風情であったかと思わせる登攀路でした。
お供はいつも『特任』です。 |
平成28年11月13日