13番浅草寺、聖観世音菩薩
2016/10/30
関西には四国八十八ヶ所の他にも西国三十三所というメジャーな霊場があります。
関東にも坂東三十三札所という観音霊場があり、以前から気になっていつか巡拝させて頂きたいと思いながらもその機会をみずから作る努力もせずにおりました。
今年の夏に浅草の浅草寺観音様が坂東三十三札所観音霊場であることを知り、しかも13番という何とも中途半端な札所番号である思い巡拝する事を決意するに至りました。
坂東三十三札所は源頼朝が西国の札所をモデルに発願したと伝えられ、西国三十三所、秩父三十四箇所と併せて日本百観音といいます。
当会(大阪楽心会)もかなりの昔には団体遍路をしたという話を聞いたことがあります。
13番浅草寺は正式には金龍山(きんりゅうざん) 浅草寺(せんそうじ)と言い聖観世音菩薩をおまつりする聖観音宗のお寺です。
境内の納経所にて納経帳を購入しはじめてご朱印をいただきました。
納経帳は小判ですが御影ははがき大ほどの大きさでしかも有料、何とも西国霊場とは異なる様子が印象的でした。
1番杉本寺 は鎌倉鶴岡八幡宮の付近にあるらしい・・ということはいかにも鎌倉将軍頼朝や三代実朝との関わりが読み取れます。
今秋参拝するに当たり関東在住の息子(幾太郎)に声をかけてみたところいっしょに参拝してもよいとの返事、祖父から父、父から私へと受け継がれてきたお遍路、いよいよ父子参拝を始めて、かって先祖がやってきたようにバトンを渡していきたいものです。
由緒ある坂東三十三札所とはどのような霊場なのでしょう、どのような人々がどのような想いで巡拝し護られているのでしょう。
また、皆さまに報告していきます。